ADHDの子育てで知った「PTBM」という考え方|気持ちより行動にアプローチする、逆転の発想

「自分がされたら嫌だよね?」「おんまは悲しいな。」——お友達に嫌なことをして帰ってきた息子に、私はいつもそう、情に訴えかけていました。

頭ごなしに叱るのは萎縮させるだけでよくない、そう思っていたからです。

でも最近、ADHDについて調べる中で「PTBM」という言葉を知り、これまでのやり方を見直すきっかけになりました。

※この記事は、調べて得た知識と我が家の実体験をもとにした個人の記録です。医学的な診断や治療方針については、必ず専門医にご相談ください。

この記事でわかること
  • PTBM(ペアレント・トレーニング)とは何か
  • ADHDの”治療”3本柱と、我が家がすでにやっていたこと
  • 「気持ちに訴えかけない」という、一番驚いた気づき
  • 淡々と対応することの難しさ
  • よくある質問(FAQ)
目次

PTBMとの出会い

ADHDについて調べるうちに、PTBM(Parent Training in Behavior Management)という言葉を知りました。子どもから適切な行動を引き出すための、基本的な姿勢や対応の原則を学ぶ、保護者向けのトレーニングです。

子どもは、内的環境・外的環境どちらの刺激や影響も受けて成長しますが、その中でも、長い時間を共に過ごす親の存在と影響はやはり大きいのだと、改めて実感しました。

私自身、息子の個性を大切にしたいという思いから、あまり「治療」という言葉を使いたくない気持ちがあります。

それでも、現代でADHDの対応の3本柱と言われているのが、薬物療法・環境調整法・行動療法の3つだと知りました。

薬物療法には抵抗があって取り入れていませんが、残りの2つ(環境調整・行動療法)は、振り返ってみると、知らないうちに自分なりにやっていた部分もありました。

それでも、体系立てて学んでみたいと思うようになりました。

私が実際に読んで参考にした本はこちらです↓

よくわかるADHDのペアレントトレーニング
関連書籍

よくわかるADHDのペアレントトレーニング
落ち着きのない子を自信をもって育てるために

榊原洋一 著

Amazonで見る →

一番驚いたアプローチ

PTBMについて調べていて、一番驚いたのは、心理的な働きかけをせず、行動そのものにアプローチするという考え方でした。

これは、正直、結構やってしまっていたことでした。

お友達に嫌なことをして帰ってきたとき、私は

「自分がされたら嫌だよね?」「おんまは悲しいな」

と、情に訴えかけていました。頭ごなしに言うのは萎縮させるだけでよくないと、勝手に思い込んでいたからです。

でも、PTBMの考え方は違うようです。

行動の種類対応の仕方
適切な行動淡々と褒める
不適切な行動スルーする、または淡々とペナルティを与える

ペナルティを与える際も、怒ったり叱ったりせず、淡々と行うのがポイントのようです。

例えば「ゲームの時間を30分短縮する」「お部屋で10分待機する」といった形で、感情を乗せずに伝える、というイメージです。

我が家での使い分け

以前、学校からの電話をきっかけに実践している「ホワイトボード対話術」の記事で、事実→気持ち→本音→解決策という順で対話し、気持ちを聞き出す方法をご紹介しました。

今回のPTBMの考え方と、一見矛盾しているように感じるかもしれません。

私自身の理解では、この2つは対立するものではなく、場面によって使い分けるものだと捉えています。

何が起きたのかを一緒に振り返り、本人の気持ちを理解したい場面では対話を。日々の細かな行動(適切な行動・不適切な行動)に淡々と対応する場面ではPTBMの考え方を。

そんなふうに、状況に応じて組み合わせていけたらと思っています。

親の感情をどこまで手放せるか

正直に言うと、一番難しいのは、親の感情をどこまで取り入れず、冷静でいられるかだと感じています。

親だって疲れている日も、体調が悪い日もあります。同じことを何度も繰り返されて、イライラする日だってあります。それでも、ここでもやはり大切なのは、親の心の余白なのだと思っています。

「この子のセラピストは自分だ」——そう、一つ後ろに引いた視点でその子を見てあげる余裕と視野、視座が必要なのだと感じました。

よくある質問(FAQ)

PTBMは自己流で始めても大丈夫ですか?

PTBMは本来、専門家の指導のもとで体系的に学ぶプログラムとして提供されていることが多いです。我が家では書籍や情報を調べながら自分なりに実践していますが、より体系的に学びたい場合は、医療機関や自治体の子育て支援プログラムなどに相談することをおすすめします。

気持ちを聞くことは、もうしない方がいいのですか?

我が家では、気持ちを聞く対話(ホワイトボード対話術など)と、PTBMの淡々とした対応を、場面によって使い分けています。すべての場面で気持ちを聞かないというより、日々の細かな行動への対応と、大きな出来事の振り返りとで、アプローチを変えているイメージです。

淡々と対応するのが難しいときはどうすればいいですか?

私自身、親の感情をどこまで手放せるかが一番難しいと感じています。完璧を目指さず、できる範囲で「一つ後ろに引いた視点」を意識するようにしています。また、どうしても感情が溢れてしまう際には、日々瞑想をして自分の心に余白を作ることを続けています。

薬物療法をしないという選択は問題ありませんか?

ADHDへの対応方法は、お子さんの状態やご家庭の考え方によって異なります。我が家では薬物療法に抵抗があり取り入れていませんが、これは個人の選択であり、治療方針については必ず主治医と相談の上で決めることをおすすめします。

今日伝えたかったこと

  • PTBM(ペアレント・トレーニング)は、子どもから適切な行動を引き出すための、保護者向けの対応原則
  • ADHDの対応の3本柱は、薬物療法・環境調整法・行動療法
  • 「気持ちに訴えかける」より「行動に淡々と対応する」という考え方に、一番驚いた
  • 難しいのは、親自身の感情をどこまで手放せるか
  • 「この子のセラピストは自分だ」という一つ後ろに引いた視点が、心の余白につながる

情に訴えかけることが、必ずしも子どもにとって一番伝わりやすい方法とは限らない。そう知ったことで、これまでの自分の関わり方を、また一つ見直すきっかけになりました。

📩 この記事が参考になったら

「うちではこんな対応をしています」というエピソードがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。

あわせて読みたい

健康ブログ

子育てブログ

発達障がい児育児ブログ

子育てに悩む方々へ、是非シェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次