はじめに
この記事でわかること
この記事では、
- 発達グレーゾーンの子が授業に参加できないとき、親が感じる葛藤
- 「できなかった」という結果だけでは見えない子どもの成長
- 学校との連携で気づいた、小さな変化を見逃さない大切さ
- 「0か100」ではない成長の見つけ方
について、実体験をもとにお話しします。
「次は授業に参加してみよう」
学校から電話があったあの日。
私は先生と、「どうしたら息子が授業に参加できるようになるだろう。」
そんな話をしていました。
帰宅後、息子とホワイトボードを囲み、一緒に考えました。
- どうして授業中に絵を描いているの?
- 授業中はどんな気持ちなの?
- 次はどうしてみようか?
息子は少し考えてから、
「僕、次は頑張ってちゃんと授業に参加する!」
そう約束してくれました。
私はその言葉が心底嬉しかったし、息子を信じました。
きっと、しっかり授業に参加してくれるだろう、
そう期待して。
翌日の連絡帳を見て、私はまた落ち込んだ
翌日。
少し期待しながら連絡帳を開きました。
そこに書かれていたのは、
本日も45分間、授業への参加は難しい様子でした。
私は思いました。
「やっぱりダメだった。」
昨日あんなに話したのに。
約束したのに。
私は何を伝えればよかったんだろう。
私の伝え方が悪いのか、説明が下手だったのか。
親として何もできていない。
全然前進しない。
そんな無力感でいっぱいになりました。
でも、読み返していて気づいたことがあった
絶望しながらも、何度も連絡帳を読み返していると、
あることに気づきました。
「あれ?」
今日は、
“絵を描いていた”とは書かれていない。
代わりに先生は、
本を静かに読んでいました。
と書いてくださっていました。
私はハッとしました。
約束を忘れていたわけじゃなかった
息子は授業には参加できなかった。
でも、昨日の約束は忘れていなかった。
「お絵描きはしない。」
そんな約束を、
彼なりに必死に守ろうとしていたのです。
授業には入れなかった。
だけど、
絵ではなく、
本を読んで過ごしていた。
45分間、ちゃんと教室にはいた。
彼なりに、昨日の約束を守ろうとしていた。
私はその小さな変化を見逃していました。
「できなかった」ではなく、「昨日よりできた」
その瞬間、私の視界が開けるようでした。
私が変わったのではありません。
息子の見え方が変わりました。
授業に参加できるか。
できないか。
ずっと、0か100だけで見ていた。
極端な考え方で、息子を評価していた。
でも本当は違いました。
昨日より、一歩前に進んでいた。
息子は、自分なりにルールを守ろうとしていた。
私は初めて、
「結果」ではなく、
「過程」を見ることの大切さを知りました。
子どもは、自分なりに成長している
親はどうしても、
「できた」「できなかった」で子どもを見てしまいます。
私もそうでした。
でも子どもの成長は、
いつも一直線ではありません。
一歩進んで、半歩戻る。
また一歩進む。
子どもの成長は、山登りによく似ています。
一直線に登れる日もあれば、
少し遠回りする日もある。
立ち止まる日だってある。
でも、どの道もちゃんと山頂につながっています。
そしてその一歩は、
本人にとって、大きな、勇気を持った一歩かもしれないのです。
親が拾ってあげたい「小さな成長」
私は今、できるだけ
「昨日より何が変わった?」
を探すようにしています。
- 昨日より一分長く座れた。
- 昨日より一回多く参加できた。
- 昨日より落ち着いていた。
そんな小さな変化を、大切に、愛して、
心から褒めて、認めてあげる。
子どもが頑張っている証だから。
誰よりも、身近にいる私が気付いてあげたい。
おわりに
あの日、
私は「授業に参加できなかった」という文字だけを見て落ち込みました。
でも、本当に見るべきだったのは、
その隣にあった
「本を読んでいました」
という一文でした。
子どもの成長は、0か100ではありません。
親が見逃してしまいそうな、小さな一歩の積み重ねです。
私も子供だった頃、
きっとそうやって失敗や成功を重ねながら
こうやって大人になれたんだと思います。
誰にでも、そんな時期がある。
だから私は、これからも結果だけではなく、
過程を大切に見つめていきたいと思います。
よくある質問
- 発達グレーゾーンの子が授業に参加できないとき、親はどう考えればいいですか?
-
焦る気持ちは自然なことです。
でも、「参加できたか」だけでなく、「昨日より変わったこと」を探してみると、子どもの努力が見えてくることがあります。 - 学校との連携で大切だと感じたことは?
-
私は先生方が細かく様子を書いてくださったことで、息子の小さな成長に気づくことができました。
学校と家庭で情報を共有することは、子どもの変化を一緒に見守る大きな力になると感じています。
今日伝えたかったこと
- 子どもの成長は0か100ではない
- 約束を守ろうとした「気持ち」に目を向ける
- 結果だけではなく過程を見る
- 学校との連携は、親が子どもの成長に気づくきっかけにもなる
- 小さな一歩を一番近くで見つけられる親でありたい
子育てに全力で向き合う親御さん方が、
今日よりも明日、少しでも穏やかに過ごせますように。
そして、お子さんの「昨日よりできた」を、一つでも見つけられますように。
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